2012年12月2日日曜日

ムーン・ヒージュン


もしも私が宝くじに当たったら。。。

「あ。。。もしも私が宝くじに当たったらな、この会社、絶対に辞めるよ!」このせりふは、世界どこへ行っても、よく聞く不満である。私たちはいつも「もしも。。。」などを使って現在の自分の現実から一瞬逃げてしまうだろう。そして、今よりはもっと良い暮らしをすると想像しながら自分を癒す。残念だが、欲望というのは皮肉だけどそんなに簡単には来ない。しかし、もしも本当にあなたが宝くじに当たって、想像したこともない賞金をもらうとしたら、あなたはその賞金で実際に何ができますか?そして、その賞金を使ってあなたは本当に幸せになれますか?
     ネットを調べると、宝くじに当たったら何がしたいかを伺う調査は山ほどある。そして、普通の答えを見ると、1.仕事を辞めて家族と旅行をする。2.好きなものや自分の家などを買いたい。3.社会に寄付をするなど、いいことに使いたい、が半分以上である。それ以外にも、事情のせいでできなかったこと、遣り残したこと、ずっと思ったことをしてみたいという希望が一番多くて、宝くじに当たるという夢のような話に乗るのはバカの考え方だと、全面的に否定する人もいる。ニュースを見ると、宝くじに当たって、大賞金をもらったけど実際に一度もうれしくなかったとか、賞金が全部なくなってからやっと幸せになれたという信じられない非常識な人の数も増えている。それで、宝くじに悪感情を持つ人も無理はないと思う。
     しかし、時代は変わってきているし、人々の考え方もだんだん変わってきている。特に、ネット上では面白い人たちが暴れている。本論に戻って、一番最近の調査によると、宝くじに当たったらどうしたいと聞いた時、昔のような普通の返事より変わった答えをする人が多い。例えば、ファミリーレストランへ行って、サラダだけを食べて家に戻るとか、ヨーグルトを買って蓋についているものだけを食べて、残りは捨てるという全然たいしたことではないが、確かに考えてみると、無駄使いな事をするという返事がたくさんあった。それ以外にも、ハワイなどに美しい別荘を買って一度も行かないとか、パンを買って自分は食べずに鳥のえさにやるなど答えもあった。
     もちろんただの笑い話かも知らないが、可能性が少ないものに対して、悲観的に考えるよりは、面白い答えを出した人たちの方がましだと思う。その上、家を買ったり、誰にも知らせずに海外へ行くなど無茶な想像よりずっと現実的で、想像が広がる答えが好きな人も多い。実際に宝くじに当たったとしても、無茶な想像をそのまま実現にするのは、よっぽど行動力がなければ、かなうことはきついのではないか。結局、考えるのは自由だからどんな答えが出てもかまわないが、せっかくなら、前向きな人こそが宝くじなんかに巻き込まれないで、十分幸せな人生を送ることができると信じる。さ、それでは私はもし宝くじに当たったら、何をしてるかな。私はすし屋で、シャリは食べずに刺身だけをお腹一杯に食べたい。ものすごく現実的でちっぽけな夢だけど、想像してみるだけでもうお腹が一杯な気分がする。

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