2012年12月2日日曜日

カン・ジアルイ


し石油がなくなったら


      一次資源とする石油は永遠に使えるわけではなく、いつ石油がなくなることを考えるのは必然なことである。私もずいぶん昔からそういう話を聞いてきたが、最近石油に関する文章がたまたま目に入って、石油があと40年ぐらい使えるという文章を見る、40年という数字に驚いた。人間はやはりあと何十年も使えるというより、「40年使える」という言い方の方は心が揺れるはずである。そこで私が考えたのはもしこの40年間石油を使っても他の新しい資源が見つけられなかったら、世界はどうなるのだろうということである。
     石油は今まで世界の大切な資源として広く消耗されている。動力だけではなく色々な場面に大きな役割を果たしている。たとえば、高分子材料は今の世界では不可欠な材料としてよく消耗されているが、実はその原料とするエチレンやスチレンとかは大部分の石油から取られている。なので、もしも石油がなくなり、その代わりとなる新エネルギーが発見できなかったら、以下の3つの状況に人間は直面しなければならない。
     まず、考えられるのはやはり動力とする場面である。当然石油がなくなったらその中から単離される軽油もガソリンもなくなる。つまり、自動車、電車、航空機ないし農業機械も動けない状況になる。公共交通は一切なくなり、人力車もしくは馬などの動物に乗るしかない。もっとも直接的なのは、農業はもう農業機械の手助けいがなくなり、全部人力的にやらなければならない。電力は全部なくなるわけではないが、その産量の一部がなくなるである。そうしたら、もともときつかった発電量はさらに減るので、電気使用にも高価な消費税が課されるか、夜になったら一切使えない状況になるかもしれない。それは言葉をかえると、産業革命以前の状態に戻ってしまうこととなる。
     また、上に例として挙げたとおり、石油がなくなったら高分子の合成産業にかなりのダメージを与え、今まで安いものとして使われているビニール袋やナイロン製の衣類など、高価なものとなるのは必然的である。衣類を作る工場の機械動力がなくなるので、衣類は人々が布や麻を自分で作ることになり、今のように頻繁に服を買って帰ることが難しくなる。石油がなくなっても石炭で機械を動かせばいいという人がいるかもしれないが、石油がないと潤滑剤が生産できないので歯車が動かず、機械も当然動かない。
     以上述べた状況は今のわれわれにとって考え考えられない状況である。石油は必ずいつかなくなる。だから今は石油を高効率的に利用するよりも、一刻も早く、その代わりとして使える資源を見つけなければならない。
     状況は深刻であるが、希望を見捨てることは禁物である。例の文章によると、実は今もう多数の候補が選ばれ、その中の典型的な例としては、太陽電池や、地熱などがある。われわれ一般人ができることは少ないが、環境を保護すると、資源を節約するとか簡単なところから始めれば、きっと地球の未来はもっと美しくなると私は思う。

 

1 件のコメント:

  1. マイケル・ソマコーン2012年12月8日 19:23

    大変な問題ですね。石油の資源が少なくなったら、馬を乗ることになるではなく世界の国々は石油のために戦争するになるかもしれない。石油の代替エネルギーをはやく研究しなくてはいけない!
    私は地熱発電には興味があります。日本の原子力の研究発表のために、がん視力の代替電源を研究しました。石油は、輸入して、すぐ使えますが、日本で温泉が多くて、地熱のは石油より自然なエネルギーと思います。

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